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yurio’s diary

日々の気づいたことをのせています。

2番の服を買った日

先日2番の服を買った。

 
2番の服と言うのは、可愛いさが2番なのではなく、正面に大きく 2  と書いてある。
 
 
私が描くとエキセントリックな服になってしまうが、ごく可愛いのである。
生地はつるんとしていて高級なトレーナーのようだし、
襟元は流行りの詰まった首元だし、
2番と書かれた丸い球はピンボールのようで、
シンプルな形はカジュアルなデザインを生かしつつ、フレアーな上品なスカートとも相性抜群よ
 
と2番の彼女は私に語りかけてくるかのようであった。
私は彼女と今後の冬を共にしようと言って、彼女を連れて帰った。
 
ところでこの服は、数字の種類は2 のみであった。7番とか1番とか10番とか18番とか縁起の良いかっこよい数字ではなくなぜ2 なのか。
 
私は思った。
 
これを着て行ったときに、
 
「どうして2番なのですか」
 
と道すがら聞かれたらどうしようかと。
 
よもや2番目が好きだから
などとは言いたくない。
 
なんでも1番が1番である。
最初、初めて、優勝。初恋、1番バッター、初婚、初めての彼氏。初夢、初雪、初詣で。
何れもおめでたく、ド派手かつ初々しく、今後の未来にひとつの曇りもない予感がする。
 
対して2番はこうである。
 
次点、準優勝、初恋で敗れた後の電撃的な出会い。バツイチ。2番目の女。初めてじゃないまだ慣れてもいない初々しい雰囲気。
 
 
……意外とドラマに溢れている。
 
1番になれない。
来たかったのはここじゃない、もう一つ上の表彰台だったのに。わたしだけのあなたじゃないから。。
 
2番目万歳である。涙が人生をより豊かにしてくれるのなら、美しくなくてもいい、正しくなくても良い、
泥くさく生きようじゃないか。
 
そういうわけで
想定問答の答えはこうである。
 
「私は2番目の女なので」