yurio’s diary

日々の気づいたことをのせています。

憧れのつりさげ収納

シューズホルダーを買った。

ポリエステル綿麻混のやつである。
 
 
なにに使うかというと、
 
疲れ切って薄汚れたおじさんを四つ折りにしてさらしものにするのである
 
というのは大うそで、
 
 
マフラーを入れるのである。
 
 
色んな色のマフラーがシューズホルダーから覗いて見える。
 
マフラーは大概ハンガーの輪に通すには分厚すぎて、片付けには一苦労する。
さりとてそのへんの突起に無造作にかけるにはマフラーのそれは長すぎて目立ちすぎて掛け終わった時点でもう罪悪感でいっぱいである。
可愛いマフラーの可愛いも台無しである。可愛いから好き の可愛いをとってしまったら一体あとなにが残るとのたまうのか。
 
 
そう、だから外で散々な目にあったあとなどには、マフラーをかけるのが億劫でならない。億劫すぎてそのままわたしは玄関にへたりこむ。フェイスブックツイッターとさほど役に立つわけではないけどなぜか気になるブログを3周ほどしたあと、ようやく立ち上がる。
この時点で既に帰宅から30分は経過しているのである。
 
吊り下げ収納。
 
かーーー!
なんてスバラシイんだ!
 
マフラーがかわいい!
マフラーがかわいいぞ!
 
これで私の人生は全て解決だ。
というほど本当に嬉しい。
 
その上、これはコートハンガーに設置する。とっ散らかってぎゅうぎゅうがモウモウにさえなりかけている私のコート群の横に、このすっきりとした収納スペースができるわけである。
 
ホゥ…
かっこいい…
 
 
昔、愚かで浅はかだったティーンの頃、雑誌のお部屋特集などをみると、よく可愛い人のクローゼットには、
ハンガーに掛けられたコートなどの横に、いかにもおしゃれにこさえられた白い吊り下げ収納があって、
私は憧れた。
 
それが吊り下げ収納とか、棒にマジックテープで固定されただけのシューズホルダーを利用した小物入れだとか、そんなことすらわからなかった。
 
私が認識できたのはそのクローゼットの凹凸であり、めりはりであり、色彩であった。
なんともシューズホルダーを設置したクローゼットというのは、バランスよくそれだけでおしゃれに見えるのである。
 
 
そして長い年月が流れた
………
 
…………
 
 
 
ハッハッハッハ
ハンガーの首根っこにやけくそにマフラーをねじ込む日々にはこれにておさらばである。
 
1日の終わり…
 
帰宅してそっとマフラーをはずし、
私は立ったまま、しかし落ちついた心持ちにて、美しい長方形にこしらえる。
長方形は長すぎず三角すぎない。
 
マフラーとタオルを畳むのは大得意である。失敗したことはない。
 
気分はすっかり美人で健気な主婦兼お嬢様である。年収一千万だけどそこそこ早く帰れて家庭も充実している忙しいけどこのほんのひとときが幸せです、なんていうスーパー兼業主婦である。
 
 
そしてマフラーをシューズホルダーにしまって、また明日の出番を待つのだ。
 
 
かー!
 
 
粘り強くゴキブリホイホイのような執着心で有名な私は、
さらにスカートをなんと三枚ひっかけてナンパしてお持ち帰りしたくなるスペシャルハンガーも購入した。これも無印である。
 
これで布地の問題はすべて解決だ。
明日もよろしくお願いします。